相続は、手間がかかる

親から子どもへの想い

石川県の相続税専門税理士

金沢市、野々市市、白山市、小松市を中心に活動しています!

ブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

最近行われた  “ 相続に関する意識調査 ”  に関する記事を目にしました。

ふだん、相続に関する話題にアンテナを張っているつもりでしたが、

意外な回答もあったりして 興味深かったです。紹介していきますね。

                                      ※ 20歳以上の方 対象の調査でした。

 

Q. 親から子供への想いは?

 

   「相続財産をできるだけ、わが子に残したい。」

   と思っている親御さんが3年前よりもUPしました。

   なぜ、そう感じるかという理由として、

   「将来の教育費が高額になると思う。」

     「子供の家計を支援してゆとりある生活をしてほしい。」 などが ありました。

 

Q. 子供から親への想いは?

 

      相続で財産を受け取ることへの期待について聞いたところ、

     「期待していない、やや期待していない」が

      3年前よりもUPして 8割にのぼりました。

 

      なぜ、こんなに高い割合なのか 理由を考えてみると、

      昨今 話題になっている空き家問題など、負の相続財産の存在が

      影響しているのではないかと考えられます。

 

      財産を相続することに対して、プラスのイメージを持たない人が

      こんなにいることを知り、正直 驚きました。

      子ども側は、世の中の情報をキャッチして、冷静に考えている方が

      こんなに多いのですね。

 

  ☆  最近読んだ本のなかに、親から子供への想い に関するエピソード を

       見つけたので、ご紹介します。

 

       亡くなった父は、子供たちに十分な教育と事業資金の援助をしていたので、

       財産のほとんどを国や地方公共団体に寄付しました。

     子どもたちには、相続させませんでした。

     なぜ、このようなことを考えたかというと、

       余分な遺産を相続させるよりも、子供たちには、自分自身の努力で

       財を築いていってほしい。という、この方なりの親心からでした。

 

   このようなケースは、少ないかもしれませんが、

       この方は、生前にご自身の相続について、はっきりと方向性を決められたの

       だと思います。

 

       親からの想い、子供からの想い、それぞれありますが、

       お互いが 早いうちから、意思疎通をはかり、将来むかえる相続に備えることが

       とても大切だなと感じました。